30代になった頃から、胸のハリがなくなったように感じたり、少しデコルテが貧相になってきたりと感じることはありませんか?
それは「そげ胸」になっているかも知れません!
「バストの下垂れって、年齢には逆らえないの?」と思っていらっしゃるあなた。
年齢に関わらず、胸のそげは改善できます!
いつまでもふっくらとハリのあるバストでいたいと思うのはすべての女性の願いですよね。
そげ胸の原因、予防法、対策を紹介します!
そげ胸とは
そげ胸とは、バスト上部のデコルテと呼ばれる部分のハリやボリュームが無くなって、バストの肉が削げ落ちてしまっている状態のことです。
デコルテは鎖骨から胸元までの部分のことで、この部分にボリュームがないと、小さくて形の悪いバストに見えてしまいます。
そげ胸は皮膚の水分バランスが崩れたり、重力によってバストが垂れてしまったりすることで起こるんです。
そげ胸は、胸筋の筋トレやエクササイズ、そげ胸を対策する育乳ブラなどで予防・改善することができます。
下着メーカー「トリンプ」の調査によると、多くの女性が「20代後半からバストがそげてきた(バスト上部にハリやボリュームがなくなってきた)」と感じているそうです。
女性はみなさん、バストサイズに関係なくバストの「そげ」を実感しているみたい。
そげ胸になる3つの原因
そげ胸になってしまう原因には、大きく分けて3つの原因があります。
医師によると“そげ胸”は、
- 「クーパー靭帯の伸び・緩み」
- 「成長ホルモンの分泌量の減少」
- 「水分構成比の減少による肌質の変化」
の3つが原因で起こるんだそうです。
それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう!
【原因1】クーパー靭帯が伸びた
バストは、大胸筋からバストトップに向かって張り巡らされている網の目状のクーパー靭帯によって支えられています。
普段の生活や運動のときなどに胸を揺れるがままにしていると、クーパー靭帯が伸びやすくなってしまい、いったん伸びてしまうと元に戻りません。
バストを支えているクーパー靭帯が伸びると、支えが無くなったバストは重力に従うように下がっていきます。
またクーパー靭帯は、バストの重みや重力、体が動いたときの揺れによって伸びてしまうんです。
クーパー靭帯が伸びる原因1:猫背
現代人の多くは猫背や前傾姿勢など、姿勢に問題があることがほとんどです。
人間の頭部は5kgの重さがあり、この重さを支えるために、身体全体に無理がかかっています。
姿勢が悪いと首のまわりや腋の下のリンパの流れが滞り、結果胸に栄養が届かなくなり、ハリや弾力が失われてしまいます。
クーパー靭帯が伸びる原因2:サイズの合っていないブラ
ブラが合っていないため、クーパー靭帯に負荷を与えている場合もあります。
ノーブラで長時間過ごしたり、パット付きのインナーなどを使用していたりすると、クーパー靭帯を酷使していることになり、そのため伸びやすくなってしまいます。
身体に合っていないブラはバストをしっかり固定できず、バストが常に動いている状態になるので、クーパー靭帯にかかる負担が大きいのです。
一時期、締め付け感がないということでヌーブラが流行しましたよね。
しかしヌーブラは谷間を作ることはできても、下から持ち上げる力がなく、ヌーブラ自体の重みもかかります。
【原因2】成長ホルモンの分泌量の減少
バストにボリュームや弾力を与えてくれるエストロゲンの分泌のピークは20代。
その後は次第に低下していき、40代半ばになると、さらに急激に減少します。
女性の身体は、こうした変化に適応できないことがあり、女性ホルモンの分泌がアンバランスになり、諸々の不調が起きやすくなります。
また、バストにハリを与えるプロゲステロンの分泌量も低下しますので、ハリや弾力がなくなり、そげ胸になっていきます。
【原因3】水分構成比の減少による肌質の変化
身体の水分量が足りないと肌の潤いが失われ、そして、肌によってぴんと張っているバストのハリも無くなってしまいます。
お顔と同じで皮膚の水分が減ると、干からびたミカンのようになっていくんです。
ミカンで例えると、皮膚が皮、水分、脂肪の乳腺がつぶつぶの果肉、真ん中の実を繋いでいる白い部分が筋膜。
水分を多く蓄えている20代はみずみずしい果実だが、年齢によって水分が減って来て干からびていきます。
体の水分量は赤ん坊の時は90%、20代の成人だと60%、60歳以降は50%ぐらいまで減ってしまい、乳腺組織そのものも衰えていくそうです。
残念ながら、胸を支える靭帯が切れてしまった場合には修復が不可能ですが、それ以上垂れさせないようにすることと、胸のハリを取り戻してバストアップすることは可能です。
そげ胸を予防・改善する方法
下着メーカーであるワコールによると、そげ胸は、次のようなステップで進行するそうです。
- ステップ0: 丸くハリもあって垂れてはいない
- ステップ1: 脇胸が「そげる」
- ステップ2: 胸下部が「たわむ」
- ステップ3: 胸が「外に流れる」
このように段階的にバストが下へ下へ押しやられ、バストがそげていってしまう現象が、そげ胸なのです。
つまり、「そげ胸」はクーパー靱帯が伸びきり、バストが完全に垂れ下がるまでの初期の状態(ステップ1)です。
そげ胸になる前に伸び始めている状態を止めることができれば、バストを元の状態近くまで戻すことができます。
次のような対策によって、この後、ステップ2、3…とバストの垂れ下がりが進んでいくのを防ぐことは十分可能です。
胸筋の筋トレ・エクササイズ
クーパー靭帯は、土台である大胸筋と乳腺細胞を支えているコラーゲンの束です。
土台である大胸筋と鍛えることも、垂れ乳やそげ胸を対策するには有効な方法です!
- 大胸筋を鍛えるプッシュアップや
- 姿勢を正して胸を張るエクササイズ
- ヒジを曲げずに肩をすくめるエクササイズ
などが効果的です。
マッサージ
バストアップマッサージには、大胸筋を正しい位置に戻す効果があります。
また大胸筋の凝りをほぐすことは、エクササイズの効果アップにも繋がります。
バストアップマッサージで重要なことは、バスト自体をマッサージすることではなく、まずは身体全体の血流をよくすること!
そこからバスト周りや、バストを直接マッサージしてあげることで、ハリと弾力のあるふっくらとしたバストを実現することが可能です。
具体的なバストアップマッサージを別の記事でまとめているので、見てみてください!
姿勢矯正
猫背や前傾姿勢など、背中を丸めてしまう姿勢はバストにとってかなり悪影響!
仕事や育児、家事などで前かがみになる場面がどうしても多い女性は、家にいるときでもしっかりとブラでバストをサポートしてあげることが必要になります。
姿勢を正してバストを高い位置でキープすることが、バストのハリをキープすることにもつながるんです。
背筋を伸ばしていれば、大胸筋も上がって、自然とバストが前に出てきてくれるんです。
そげ胸対策ブラ
バストの見た目が変わらないように思えても、形や柔らかさは変化します。
サイズも変わっていることがありますから、自分のバストサイズに合わないブラの着用が、そげ胸の原因になっているかもしれません。
ぜひきちんとランジェリー専門店で採寸してもらって、店員さんに相談してみましょう。
ブラのカップは、大きすぎても小さすぎても垂れ乳やそげ胸を促進させてしまいます。
また、アンダーのサイズも重要!
アンダーが大きすぎてもバストがブラとズレて支えきれず、反対に小さいと脇と段差ができてしまいます。
アンダーとアップがぴったりとしたブラジャーを選ぶことで、バストが安定して、揺れにくく、クーパー靭帯を守ることができます。
これがきれいなふっくらとしたバストライン、デコルテラインを作って、維持する一番重要なポイント!
そげ胸の対策まとめ
クーパー靭帯は20代からだんだん伸びはじめます。
その際に重要なのが、早めにバストのハリをキープさせること!
バストが崩れたという実感があっても、年齢のせいと諦めて、何もしていない女性は案外多いんです。
バストケアが大事だとは思うけど、何をしていいか分からないですよね。
まずは自分に合ったブラをきちんと身につけ、エクササイズやストレッチで意識的にバストの位置を正してみてください!
この積み重ねを毎日することで、美しいバストをキープし、そげ胸を予防・改善することができます!
クーパー靭帯は歳を重ねるごとに着実に伸びていきますが、
20代のうちに、クーパー靭帯を大切にすることを意識すれば、30代以降のそげ胸を予防できます。
エクササイズやストレッチなどによって、バスト上部分の筋肉を鍛えるなどの方法が効果的です。
こ大胸筋を鍛えれば、そげる胸を改善することも期待できます。また、自分に合ったブラをきちんと身に着けることも重要です。
そげ胸対策ブラは、今色々なものが販売されています。
中でもオススメなのが、ナイトブラです。ナイトブラ(育乳ブラ)なら比較的サイズの幅があるので、選ぶミスが少なく通販向けの商品と言えるでしょう。
そげ胸対策なら、ナイトブラから始めるのが1番手軽です。
出典:トリンプ商品説明会「“そげ胸対策”大人のキレイなハリ胸の作り方」