女性のバストは、加齢やクーパー靭帯の伸びなど、様々な要因で垂れ乳になっていきます。
筋トレやブラ習慣などを怠っていると、若くてもいつの間にか垂れ乳になってしまうかも・・・。
加齢だけが原因ではない垂れ乳の原因や改善方法をご紹介します。
垂れ乳の原因とは?
垂れ乳=加齢と思い込んでいませんか?
もちろん加齢と共に、バストのハリが失われる事もバストが垂れる原因です。
しかし!以下の6つの要因が、垂れ乳を作ってしまう要因です。
- クーパー靭帯のの伸び・切れ
- バストの土台となる大胸筋の衰え
- 胸やリンパ周りの血流が悪い
- 生活習慣
- 女性ホルモンの乱れ
- バストから潤いやハリが失われている
正しい知識を得て、美しいバストを維持していきましょう!詳しく解説していきます。
クーパー靭帯の伸び・切れ
垂れ乳になる原因で最も大きな要因は、クーパー靭帯が伸びる・切れるなどすることです。
バストを支えている土台ともいえるクーパー靭帯。
大胸筋とバストの脂肪細胞を支えている繊維体で、筋肉とは異なります。
このクーパー靭帯が、激しい運動や寝ているときの重力で引っ張られたり刺激を与えられたりすると、伸びる・切れるなどしてしまいます。
一度切れたり、衰えてしまったりしたクーパー靭帯の再強化は難しいとされているため、この靭帯を守ることが垂れ乳を予防する上でとても重要です。
バストの土台となる大胸筋の衰え
バストの土台である大胸筋の衰えも、垂れ乳になってしまう原因の1つです。
バストを支える部分の力がなくなってしまうと、バストが自身にかかる重力に簡単に負けて、形を維持できなくなってしまいます。
それだけでなく、胸の脂肪が背中やわき腹など他の筋肉に引っ張られて、さらに垂れ乳を促進させてしまうんです。
筋トレやエクササイズなどを、普段の生活に積極的に取り入れていく必要があります。
胸やリンパ周りの血流が悪い
仕事や育児による運動不足は、首や肩の筋肉を凝り固まらせてしまいます。
これは筋肉の動きが悪くなる原因になり、それによって大胸筋まで固まって、血流が悪くなるんです。
すると、肋骨や肋骨間筋が固まって動きが悪くなる事で呼吸が浅くなり、さらに血流が悪化。
結果バストに届けられるはずの栄養や女性ホルモンが妨げられ、バストが垂れてしまう原因になります。
生活習慣
バストの下垂れには、あなたが普段無意識のうちに行っている癖や習慣が原因の場合もあるんです。
- 激しい運動
- 極端な運動不足
- 姿勢の悪さ
- うつ伏せで寝る
- ノーブラで過ごしている
これらは、クーパー靭帯の伸びや、土台である大胸筋の衰えに直接関係してきます。
バストを支えきれなくなることが、垂れ乳の原因となっているんです。
女性ホルモンの乱れ
女性のバストは「乳腺」と「脂肪」から作られています。
乳腺が発達し、その周りに脂肪がつくことでハリのあるバストが維持できます。
その乳腺の発達に必要なエストロゲン、プロゲステロンなどの女性ホルモンが加齢とともに減少するため、バストの下垂れに繋がってしまうんです。
他にも、合わない下着を長期間つけていたり、出産や授乳期間を経てホルモンバランスが崩れたりすると、短期間で靭帯が伸びる場合があります。
バストから潤いやハリが失われている
表面的な肌のハリが失われることでも垂れ乳の原因となってしまうんです。
年齢を重ねるごとに肌から水分が失われていき、それが垂れ乳を促進させてしまいます。
また、若い人は特に注意!無理なダイエットで胸が垂れることも!
若いのに胸が垂れてしまったと悩んでいる人は、ダイエットが原因の場合も多いんです。
いつか元に戻るだろうと、放置していた結果、おばあちゃんの胸のような悲惨な状態になっている人も…
ダイエットによる垂れ乳の改善方法はダイエットで胸が垂れた?!原因は筋力低下と皮膚が伸びたことに詳しく載せています。
胸が垂れてしまう過程について
女性のバストは、加齢による体型変化でほぼ必ず垂れていってしまいます。
その中でも以下のような過程を経て、胸は垂れていってしまうんです。
出典:ワコール/38歳からのインナー選び
- 上胸(デコルテ)のボリュームが落ち、バストの上側が「そげる」
- バストの下側からハリが失われて「たわむ」
- バスト自体が下がって「外に流れる」
バストの加齢変化は、この3ステップ!
中でも2ステップ目の時に垂れ乳が促進され、そのまま放置していると離れ乳にまでなってしまいます。
垂れ乳のセルフチェック方法│あなたのバストは大丈夫?
女性のバストで美しいとされているのは、「鎖骨の中心部と左右の乳首を結んだ3点の距離が、正三角形になっている状態」のバストです。
垂れ乳の状態だと、バストトップから鎖骨の中心までの距離が長い縦長な二等辺三角形になります。
ブラジャーを外した状態で鏡の前に立ち、セルフチェックしてみましょう。
垂れ乳の場合最終的な「流れて離れる」の状態ではないので、いまのうちのケアでバストにハリやボリュームを取り戻す事が十分可能です!
垂れ乳の改善方法
きちんとケアをしていないと、デコルテがそげて、垂れ乳になりやすくなります。
以下のバストケアをしっかり行って、ハリとボリュームのあるバストを取り戻しましょう!
肌の保湿
30代をすぎると、肌自体からハリや潤いが失われていきます。
肌の弾力がなくなり始めると、どんどん垂れ乳が促進していきます。
お風呂上がりには、保湿クリームなどでしっかりケアしましょう。
お肌が常に潤っていると、バストのハリを取り戻しやすくなります。
バストアップエクササイズやバストアップマッサージ
バストを支えている筋肉や、バスト周りの脇、肩甲骨といった部分のコリを解消する事で、バスト全体に弾力を持たせる事ができるんです。
美しいバストを作るために必要な栄養を届かせれるように、いくつかのマッサージをご紹介します。
バストくるくる
バストを支える大胸筋のコリをほぐすマッサージです。バストの垂れを防止し、ふんわりとした状態を維持することができるように!
- 片方の手を、指をそろえた状態でバストの下側に添える。
- 逆の手のひらでバスト上部を内から外へ円を描きながら、バストの土台である大胸筋のつまりを取るようにマッサージ!
- 片方の胸につき30秒行う。
- 逆側も同様に行う。
イタ気持ちいぐらいの指圧で、しっかりと深部に効かせること。
肋骨ほぐし
胸の土台であるバストの下にある肋骨。その部分をマッサージすることで大胸筋を安定させ、ふんわりバストを実現することができます。
- 右手の指を揃えて、左脇の肉をバストに寄せ集める。
- 左手をグーにして、第2関節の骨で脇からバストへとさらに脂肪を寄せるイメージで、バストトップまで手を滑らせる
- このマッサージを30回行う
- 逆のバストも手を変えて同様に行う
普段の姿勢を改善する
デスクワークなどで座りっぱなしや猫背の人などは、意識して姿勢を見直すことが垂れ乳の改善になります。
猫背の状態は
- バストに下向きの重力をかける
- バスト周りの血流を悪化させてしまう
- 肩の筋肉に邪魔されて、バストが隠れてしまう
など、バストに悪い状態を引き起こしてしまうんです。
また、冷えもバストにとって悪い影響を及ぼします。
姿勢をピンと伸ばし、バストが冷えないようにすることが、20代女性の垂れ乳を改善する第一歩!
バスト周りの血行が良くなると、女性ホルモンの分泌に繋がって、バストのハリに必要な栄養がしっかり届くようになります。
ブラ習慣を変える・育乳ブラを選ぶ
仕事が中心な生活になり、運動量も10代の頃に比べて減ってきたのではないでしょうか?
バストを支えるのは、クーパー靭帯です。クーパー靭帯が切れてしまうと、二度と元には戻りません。
すでに垂れ乳に悩んでいる人は、クーパー靭帯がいくつか切れている可能性があります。
そうなれば、切れていないクーパー靭帯を守ることが大事。
寝ている時にノーブラでいる人や、昼用のブラをそのまま着けて寝る人は特に注意が必要です。
寝ているときのバストは無防備!色んな方向からの重力に、バストがさらされています。
迎える30代を意識しつつ、育乳ブラやナイトブラを使って24時間ケアをしましょう!
- 夜寝るときは、脂肪をバストに寄せ集めて固定してくれる育乳ブラを選ぶ
- 昼と夜、運動時とリラックスタイムなど目的別でブラを使い分ける
垂れ乳の改善についてまとめ
女性のバストの悩みである垂れ乳について、改善と予防方法をご紹介しました。
垂れ乳の原因を知ることで、さらに悪化してしまうことを防げる場合がほとんどです。
垂れ乳の主な原因
- クーパー靭帯の伸び
- 生活習慣
- 女性ホルモンの乱れ
- 激しい運動
- 極端な運動不足
- 姿勢の悪さ
- うつ伏せで寝る
- ノーブラで過ごしている
普段気が付かないほどささいな事でも、習慣化してしまっていると年齢以上にバストは下がり、老けた印象に。
逆に適度な運動と正しい生活習慣、しっかりとバストケアをしていれば、年齢を重ねても若々しく上向きのバストを維持することができるようになります。
垂れ乳の改善や予防にはさまざまな方法がありますが、最も効果をもたらすのが「育乳ブラの着用」です。
夜着けて寝るだけという手軽さを習慣化してしまえば、数ヶ月の着用でハリが出て、上部までふっくらとしたバストを取り戻すことが可能です。
さまざまな商品が販売されているので、まずは垂れ乳により効果的にアプローチしてくれる商品を探しましょう。
商品を手に取ったら、説明書きを読み、正しい着用方法でまずは3ヶ月~試してみてください。
きっとあなたのバストは変化しているはずです!
加齢や体質に負けない、ツンと上向きのバストを目指しましょう。